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『よろず骨董 山樫』

箸休め然なる連続掌編アニメーション。ある骨董屋を舞台に繰り広げられる口八丁の迫真閑話。一話あたり三〇秒。テレビ埼玉「アニたま」月間ショート劇場にて月一毎に放映。
(2011年10月6日第一回放送)

あらすじ
省線・箕河洲駅付近、レンガ造りの高架下に忽然と存在する古物商"よろず骨董 山樫"に、今宵もふらりと客が迷い込む。暗がりに佇む店主の商人根性は今こそ燃え上がり、大帝都の空を紅く染めるのであった・・・。
山樫店主
当代山樫 声 - 狩俣翔一
"よろず骨董 山樫"の店主で、常に屋号入りの頭巾を被っている怪人物。年齢経歴のみならず、彼が何代目にあたり、店がいつから在るのかも不詳。幕政時代中期の天宝年間に編纂された「濹堤歳時記」に"箕河洲にヤマカシ在り"との記述があり、関連を指摘する声もある。
梶本
梶本 声 - 坂本頼光
いつの頃からか"山樫"に仕えている下男で、蔵番等の裏方業務を担当している。店主同様に来歴不明で「六區の見世物小屋にいた」「狂科学者の助手だった」等の風説がある。左腕はテリヤス工業製のヂテ乙號能動義手。
ダブサ
鐵道省東岸貨物線
"山樫"上の高架を通る省線の一つ。濹宮川貨物駅からの列車が頻繁に行き交っており、店内に絶え間なく騒音を提供せしめている。


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『よろず骨董山樫』帆前掛け

『よろず骨董山樫』通ひ袋

『よろず骨董山樫』通ひ袋

『よろず骨董山樫』商紋入りの、帆布袋。
よく古道具屋の軒下にフサになってぶら下がっている「酒屋サンの通い袋」を真似てみたもの。但しだいぶ小ぶりで、一升瓶ではなくラムネ瓶用といった処。
◆取扱い店
『デザインフェスタ』にて販売(¥2000)

ダブサ左...東岸線下り箕河洲付近を通過中のダブサ形。

ダブサ形式は、鐵道省が短距離旅客用に導入した

4-4-4型過熱式タンク機関車で、都市近郊路線の主力機として配備された。

主要幹線用旅客機を思わせる流線型外装を採用し、大動輪による快速性で急行列車の牽引に供されたが、現在は後継機の登場に伴って次第に貨物牽引に用いられたり、地方私鉄に売却された姿も見られるという。

箸休め然なる連続掌編アニメーション。
ある高架下の骨董屋を舞台に繰り広げられる口八丁の迫真閑話。

▼作品概要

http://iyasakado.com/works/yamakashi/

現在、テレビ埼玉で今秋から放送予定の連続短編アニメーション「よろず骨董 山樫」を、絶賛制作中である!
なんとか端ノ向フの制作と両立させたいがため、30秒を"演出"で逃げ切る実験的作品で、シナリオは数年来の仲間(と勝手ながら思っている)福島直浩氏に参加して頂き、密度の高いものとなっているはず。毎週、アニメ情報番組アニたま内の月間ショート劇場にて月間で放送される(つまり1クールが3話である)・・・という変則形態で、圏内の方は是非ご覧いただければ幸いである。

回収したカットの演出チェック中(左)。
詳しくは本編完成後のスタッフロールで明かされるが、端ノ向フは様々な方の御支援により遂行中で、感涙に奮い哭くばかりである。西の方角に足を向けて寝るなどは萬世に渡り許されざることであろう。

そんな折、突如として10月公開の30秒尺短編を同時進行によって制作する運びとなったである。これについては近日中に追って報告したく思うが、果たして・・。

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